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「源暎ぽっぷる」は源暎エムゴの仮名や英数字を手書き風に改めたPOP体風仮名のゴシック体です。
漢字などはモダン角ゴシック体で読みやすく、仮名や英数字には軽快さと力強さを持つフリーハンド風にすることで、ゴシック体の力強さと可読性を確保したまま、堅苦しさを感じさせないポップさで伝えることが出来ます。

源暎ぽっぷるはテキスト表示など横組み・短文をターゲットに製作されたセリフやテロップ向けフリーハンド ゴシック体です。
フォントダスさんにより制作され、公開されている「モッチーポップ」に着想を得ています。またフォントワークス社などにより制作され、LINE社にて公開されている「LINE Seed JP」をベースに製作しており、他の源暎フォント同様に同人活動や商業利用など制限なく自由に利用することができます。

• モダンゴシック体に手書き感をプラス
  

  

  　源暎ぽっぷるはモダン角ゴシック体として制作した源暎エムゴをベースに、柔らかい曲線を多用した丸っこい手書き感があるPOP体風の仮名や英数字を組み合わせたフォントです。
  源暎エムゴの端正で落ち着いた仮名をフリーハンド風にすることで、勢いよりも丁寧さを感じる読みやすいPOP体風仮名となっております。

  

  　漫画では写植時代より良く使われる書体の組み合わせとして、モダンゴシック体を使用した「強調セリフ」と、仮名をフリーハンド風ゴシック体に組み替えた「愛嬌セリフ」が使われてきました。
  その風潮に合わせるように「源暎Nuゴシック」に対しての愛嬌セリフフォントには、フォントダスさんが制作された「モッチーポップ」がありましたが、その後にリメイクとして制作した「源暎エムゴ」の一番太い Black ウェイトにも愛嬌セリフフォントが必要だと制作したのが源暎ぽっぷるです。

  　源暎エムゴは標準から極太までウェイトが揃っていた M+ Fonts をお借りして作成しましたが、源暎ぽっぷるではフトコロが広く明るい表情をもつ「LINE Seed JP」をお借りして制作しております。

  
  
• オマケとしてプロポーショナル版が付属
  

  

  　横組み利用時に仮名がプロポーショナルな「源暎ぽっぷる Pw」が同梱されています。
  FontLabのサイドベアリング自動設定機能を使って作成されているため、詰め方が荒い部分はありますが、タイトルなどで文字を詰めて使いたい場合に便利かもしれません。
  ※縦組み時には等幅になります。

  
  
• デフォルトの漢字はJIS2004準拠
  

  

  　前記のように源暎ぽっぷるは漢字などにフォントワークス製の LINE Seed JP の漢字をお借りして制作されています。
  LINE Seed JP は Adobe-Japan1-3 準拠（OTF Std）として制作されており、漢字は一般用途には十分とされている約7千字をサポートしています。

  　ただ古い規格のため、いわゆる表外漢字が手書き寄りの拡張新字体と呼ばれる字形で表示されます（上図・上側）。

  　しかし明朝体やゴシック体などの表外漢字は拡張新字体よりも印刷標準字体が良いと思っているため、源暎エムゴや源暎ぽっぷるは基本的にJIS2004（OTF StdN）相当に準拠するグリフを採用しています（上図・下側）。
  そのため筆文字を多用するような作品とは字形が異なります。拡張新字体を使用したい場合は、該当漢字を LINE Seed JP ExtraBold に切り替えるなどの工夫をしていただく必要があります。

  
  
• 英数字もフリーハンド風
  

  

  　源暎ぽっぷるの英字や数字用にフリーハンド風サンセリフも作成しました。

  　基本的には英語で使われているラテン文字基本と、そこにアクセントを付けた一部のアルファベットとアラビア数字を自作しております。
  そのためギリシャ文字やキリル文字などはべースの LINE Seed JP のままとなっておりますのでご注意ください。

  
  

• 名称：源暎ぽっぷる
  
• ファイル名：GenEiPOPle-Bk.ttf、GenEiPOPlePw-Bk.ttf
  
• 公開年月日：2023年 01月 30日（Ver 1.0）
  
• 対応グリフ：漢字 約 7,000 文字を含む、全 9,318グリフ
  
• 制作ツール：FontForge 20220308 / FontLab 7 / fonttools / 自作ツール
  
• お借りしたオープンソースフォント：LINE Seed JP、モッチーポップ、源ノ角ゴシック 等