源暎フォント置き場
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源暎こぶり明朝

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概要

    源暎こぶり明朝」は個人創作活動などに活用できる〝普通〟であることが特徴の仮名を持つ文芸・縦組み・長文向け本文明朝体です。

    個人が創作活動を行うにあたってライセンスに悩むことなく〝自由〟に使用できるオープンソースな明朝体には「IPAex明朝」や「源ノ明朝」などが既に存在していました。しかしそれらは汎用的に用いたり、ディスプレイで横組み表示することに向いたテザインであるために、縦組み長文である小説本文に使用するには仮名が大きいなどの特徴がありました。

    そのため縦組み小説を組むことに特化した平仮名を源ノ明朝に合わせて自作するとともに、1つの総合書体として調整したものが「源暎こぶり明朝」です。

    「源暎こぶり明朝 v6」縦組みサンプル。文章は宮沢賢治「ポラーノの広場」より

    「源暎こぶり明朝」は小説創作活動や電子書籍閲覧など縦組み長文文芸向けをターゲットに製作された本文用明朝体です。
    Adobe が製作し公開された源ノ明朝 JP Regular をベースに製作しており、他の源暎フォント同様に同人活動や商業利用など制限なく自由に使用することができます。

    前段でも書いたように縦組み向けに製作されています。横組みでも使えますが、Web や UI などの短文・横組みには「源ノ明朝」や「IPAex明朝」の方が読みやすいと思われます。

変更点・特徴

  • 小振りでオリジナルなひらがな

    読書の邪魔をしない空気のようでもあり、文章に何も味付けしない無味無臭な平仮名を目標に新規作成しました。
    文字サイズ:2.875mm(11.5Q ≒ 8pt) ~ 4mm(16Q ≒ 11pt)前後での組版時に字間がゆったりと開き、読みやすくなるように小振りなバランスを取っています。

    グリフデザインはベースである源ノ明朝の流れを汲みつつも、本文向けとして普遍的な骨格を手探りで追及しています。
    文字の存在感が「漢字>平仮名」となるよう細めに調整してあります。
    築地系なオールドスタイルである「源暎ちくご明朝」と比較するとニュースタイルであり、秀英系寄りの力強さを感じることができます。


  • 小振りに調整したカタカナ

    源ノ明朝のカタカナを平仮名とバランスをとるために約95%に縮小したうえで、末端部分をひらがなの書風に合わせるために改変してあります。
    例えば源ノ明朝が末端を裁ち落すことによってモニタなどの低解像度でも読みやすく力強いイメージを持ちますが、源暎こぶり明朝では細く丸めることによって高解像度デバイスで繊細なイメージを表現します。

    (画像上:源ノ明朝、下:源暎こぶり明朝)


  • 日本で見慣れた英数字を

    (画像左:源ノ明朝、右:源暎こぶり明朝)

    源ノ明朝の従属欧文は Source Serif をベースにしたUI表示に最適化されており、日本の明朝体で一般的な書風とは少し異なります。そのため従属欧文を明朝体の本文中で使いやすいように改変しました。上画像は判りやすい文字での一例です。


     

  • 漢字も少し小振りに

    (画像上:源ノ明朝、下:源暎こぶり明朝)

    源ノ明朝の漢字は低解像度デバイスや小さな文字サイズでも読みやすいよう大きめなサイズで作られていますが、源暎こぶり明朝では約97.7%に縮小することで縦組み用本文明朝体として適度に字間が空き、読みやすい組版になるよう調整してあります。

    より文芸向けの明朝フォントにするため、ver 2.1 からは標準で表示される漢字を「筆押さえあり」に変更しました
    画像左下の6文字が「ヒゲ」と呼ばれる要素で、左上から右下へ払う際の筆の入りを表わしています。右下の6文字が「八屋根」と呼ばれる要素で、「八」や「入」などの右払いの入りに付く横画です。
    これらの要素は新字体への切り替えが行われ、ワープロやパソコンによる文章印刷などが行われるようになる90年頃から JIS などの手により削除されてきました。しかし活字や写植を由来とする伝統的な明朝体では今でも標準字形として採用されています。


  • ひらがな・カタカナに濁点付きグリフを用意(Ver.4 以降)

    源暎こぶり明朝の独自実装です。基本的に他フォントでは使えません

    同人小説を書くにあたり、ジャンルによっては少なくない需要のある濁点付き仮名を用意しました。

    使用方法は2つあり、一つは濁点を点けたい清音(例えば「あ」)に続けて結合用濁点(゙ U+3099)を入力する方法と、私的領域に割り当てられた文字コード(「あ゙」ならU+E082)を使用する方法です。他のフォントの互換性を考えると前者の方が良いのですが、アプリによっては正しく表示されないため後者を使う必要が出てきます。後者の場合、添付されている外字表.pdfからコピー&ペーストして頂くことでも使用可能です。

    源暎ちくご明朝と互換性のある実装となっており、作者の厚意により「しっぽり明朝 v2」や「ネオ濁点明朝 181122」も同じ実装をしていただいているためフォント切り替え可能です。


書体情報

  • 名称:源暎こぶり明朝 v6
  • ファイル名:GenEiKoburiMin6-R.ttf
  • 公開年月日:2017年 5月 26日(Ver 1.000)
  • 対応グリフ:源ノ明朝 JPに収録されている全ての漢字を含む約1万8千文字
  • 制作ツール:FontForge 20161005 / MS VTT
  • お借りしたオープンソースフォント:源ノ明朝 JP Regular、Linux Libertine Regular 等
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